疑似人流データに触る(NetworkX編)

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前回まではQGISを使用した可視化でしたが、今回はNetworkXを使った可視化をしてみます。

コロナ禍で「都道府県を跨いだ移動」という表現を良く耳にするようになりました。要は広域で移動するのはやめようというものでしょうが、地理的な関係として、都道府県の壁は河川や山脈で分断されている場合もあれば、一軒先の家が隣県という場所もあります。

県境に関する本で『ふしぎな県境』という本がありますので、興味があればご覧ください。著者が文献などを丁寧に取材しているので、ブログなどとはまた違った面白さが感じられました。ついでに三県境にはいってみました

▼人流オープンデータ(国土交通省)を使ったものはこちらです

 

 

話はそれましたが、今回は疑似人流データを使用して、「都道府県」ではなく、「市区町村を跨いだ移動」を表現してみようと思います。

 

前処理とか地理情報とか

データサイエンスの仕事では、前処理に多くの時間がかかるといった記述をよくみるのですが、私のような素人には、処理どころか解決できなくてあきらめてしまうことも多々あります。今回も挫折しながらなんとか完成しました。

いろいろ模索して次の手順でやってみました。

  1. 疑似人流データのCSVから移動データ(MOVE)のみ取り出す
  2. 疑似人流データの時間(5分おき)に時間単位のフラグを付ける
  3. 自治体境界のGISデータ(国土数値情報)を加工→①ベース図用②ネットワークのノード用(重心を作成)
  4. 疑似人流データの位置情報と自治体境界データを空間結合で、自治体名を結合する
  5. ノードデータ作成、時間帯別に集計
  6. 描画(NetworkXとGISデータを重ね合わせ)

 

 

完成

図面自体はそれぞれ時間帯別に出力しましたが、もうこの調子で全部アニメーションGIFにしてしまいましょう。表題のtimeが何時台かを表しています。

出典「疑似人流データ(株式会社ナイトレイ、東京大学 柴崎・関本研究室、マイクロジオデータ研究会、人の流れプロジェクトおよび東京大学空間情報科学研究センター)及び国土数値情報「行政区域データ」(国土交通省)を加工して作成

 

実際にはアクアラインを渡るデータがあったのですが、空間結合ができなかったので、除外されています。

傾向として朝ラッシュ時にノードが増え、昼に落ち着き、夕方からまた増え出します。当たり前ですが・・・。また、なんとなく主要な鉄道路線のところはノードが常に存在するのもわかります。これも当たり前ですが・・・。

 

まとめ

GISとNetworkXの重ね合わせをやってみたいと思っていましたが、一応うまくいったようです。ベース図は工夫が必要かも知れません。

今回は単純なノードの表現なので、実際の移動人員(重み)も表現し、わかりやすくすることが課題です。

 

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