Wi-Fi温度計と自作の百葉箱

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現在の居住地は、冬になると若干の積雪はあるものの、日本海側のようにはなりません。ですが、去年と今年は結構多く大変でした。また、寒波も多かったような気がします。

そこで気温の変化に興味を持ちまして、データの記録できる温度計を購入。これを使っていろいろとやってみました。

 

 

購入したもの

GoveeのH5179001jpを購入しました。Wi-Fiで接続できるので、データの管理がしやすそうなので。Amazonの評価では良し悪しが分かれますが、私の購入したものではいまのところ不具合はないです。

一応、Amazonでの説明では「非防水なので、湿気の多い場所や雨が降ったときの屋外では使用しないでください。」と書かれています。私は屋外(ただし、ガレージの下)で使用していますが、自己責任ということで。

大きさはマウスよりひとまわり小さいくらいです。

 

 

早速設定してみると

最初は雨雪から守るために郵便受けの中に設置してみました。

これでうまくいくのでは?と思いましたが、そう簡単にいきません。昼間に確認すると、こんなに暖かくないだろう!という値が表示されます、

そこで早速記録データを見てみます。データはアプリを使ってメールアドレス宛にCSVファイルを送信する方法です。このCSVと居住地近くの気象データ(気象庁の「過去の気象データ検索」)を4日間比較しました。(10分間隔で比較)

夜間はそれほど乖離していないのですが、昼になると温度が高くなってしまいます。郵便受けの中とはいえ、結構暖かくなるようです。確かに風通しも悪いですし、材質も金属なので日光が当たると暖まるようです。

そこで、趣味程度とはいえ温度を測るには百葉箱のようなものが必要かなと思いました。

 

簡易百葉箱を作ることにしました

本物の百葉箱ってものすごく高い。まあ、正確さを必要とするものですから当たり前か…。何万円単位のものなんですね。

 

 

 

そこで「百葉箱 自作」とかで検索してみると、すごくいいものがありました。こちらを参考に作ってみました。私は趣味程度の目的ですので、そこまで頑丈ではなくてもよいので、骨組みはネジだけで簡易的なものにしました。

材料

近所のホームセンターでそろえました。100円ショップで揃うものもあるでしょう。

①植木鉢の皿

本体部分になります。4号を使用しました。

 

②長めのネジとナット

もっと細いものでも良いかも知れませんが、ホームセンターに売っていなかったので。(長くなると、溝が一部しかないやつしかなかった)

 

③固定用の金具

ホームセンターで売っている金具と結束バンドを使って固定することにしました。ネジの直径があうものを用意しました。この辺はいくらでも応用が利くと思います。

④温度計を固定するなにか

こちらこのあとに出てくるのですが、温度計を装置に固定する仕組みが必要になります。クリップなどがよいかと思います。(どんな風になっているかあとで出てきます。)

 

工具

ネジ穴をあけるドリルと植木鉢を切断するジグソーや鋸などが必要です。普段DIYとかやらない私はそんなもの持っていなかったのでちょっと大変でした。無理矢理タミヤのピンバイスとプラスチックカッターでやりましたが、全くもってお勧めできません。

 

 

制作

本当に適当な仕上がりですが参考までに。

温度計をセットする穴を開けます。2枚はふたに使うので穴を開けません。
ねじとナットを組み合わせて皿を重ねていきます。
最後から2枚目は中央に穴を開け、温度計のストラップをかけるフックが出るようにします。
ストラップをかけるフックに棒状のもので固定します。ここをもっと工夫すべきでした。
最後の皿と金具を付けます。
金具L字に曲げ、結束バンドで柱に括り付けます。
正面
下から見たところ(下側も皿で隠した方が良かった?とも思いました。)

結果

設置後、設置前と同様に4日間のデータを比較しました。

どうでしょうか。かなり精度が上がりました。気象情報の計測場所とは若干離れていることを考えて誤差の範囲だと思います。以前のような日中に高温になる現象は発生しなくなりました。

ここには掲載していませんが、湿度の方はまだ乖離があり、原因を探っています。下の皿を付けなかったのが良くなかったのか、設置場所が良くないのか…。

 

まとめ

今回はWi-Fi温度計を自作の百葉箱に設置してみました。気象データとの乖離も少なくなり、趣味程度では十分ではないかと思います。今後もいろいろやってみようと思います。

 

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