令和2年国勢調査小地域統計のインタラクティブマップを作りました
令和2年国勢調査小地域統計を市区町村別に閲覧できるはインタラクティブマップ(Pyhonのfoliumを使用)を作成しました。興味のある方は以下画像をクリックしてご利用ください。
以降にマップの作成についての記事を掲載します。先にお断りしておきますが、Chat GPTのアシストを利用した記事になります。文体が大きく変わりますがあしからず。
町丁単位の国勢調査データをもっと身近に
令和2年国勢調査の「小地域集計」は、町丁・字等の単位で非常に詳細な人口や世帯の統計を提供しています。 しかし、これらのデータは主に表形式(CSVやExcel)で配布されており、一般の方にとっては見づらく、扱いにくいものでもあります。
こうした背景から、「誰でも」「簡単に」「地図で見られる」仕組みを作ろうと考え、今回のインタラクティブマップを公開することになりました。
GISには ArcGIS や QGIS といった専用ソフトを使用していますが、これらは学習コストが高く、導入も容易ではありません。
そうした中で「専門知識がなくても地図で統計を見られるしくみ」が求められていると感じ、今回の作成に至りました。
実は以前、Pythonの folium ライブラリを使って同様の地図を提供したことがありました。 そのときは「色使いがきれいで、直感的に使いやすい」とご好評をいただいた一方、全国対応や複数指標対応には限界がありました。
このたびは folium の利点を活かしつつ、より拡張性の高い HTML + JavaScript による構成とすることで、全国すべての市区町村を対象とした町丁別統計マップを実現しました。
地図の構成と対応データについて
このマップでは、e-Statが提供する小地域統計のうち、 第2表から第8-3表までの統計データを取り込み、町丁・字等の単位で可視化しています。
なお、第1表は「基本単位区」というさらに細かな集計単位で構成されており、マップでの表示単位との整合性やユーザーの理解しやすさを考慮して、今回はあえて掲載を見送っています。
また、統計表の中には「人口」と「世帯数」など、異なる性質の項目が混在しているものがあります。 それらは数値のスケールや意味が大きく異なるため、閲覧性を高める目的で項目ごとに分割して地図を作成しています。
将来の展望
現時点では第8-3表までの対応ですが、今後ユーザーからの反応を見ながら、第9表以降の統計表にも順次対応していきたいと考えています。
さらに、今後は地図上での表示を「元データ」だけでなく、項目同士の計算結果(例:人口密度、高齢化率、世帯当たり人員など)に基づいた表現も視野にいれています。
これにより、単純な統計の把握だけでなく、地域間の比較分析や、傾向の可視化といった活用も期待できると考えています。
個別対応も可能にしました
今回の地図について自由にカスタマイズできるものをココナラのサービスとしました。合わせて紹介いたします。
国勢調査のインタラクティブマップを作成します 令和2年国勢調査小地域集計のインタラクティブマップを作成
終わりに
令和2年国勢調査小地域統計のインタラクティブマップを紹介しました。是非さわってみてください。
また、ChatGPTについての学習、特にGPTsの作り方について以下の書籍を参考にしました。令和2年国勢調査小地域統計のインタラクティブマップのサイト自体もChatGPTを利用してhtmlファイルを作成しています。